バイオ

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Stevie Silver

私は、幸いにも音楽が変貌をとげ、成熟しつつあった時代に青春時代を迎えました。また、多くの才能あるミュージシャンが活動していたボストンに住んでいたことも幸いでした。


現在、ブルースに加えて、ルーツ ロックンロールとロカビリー音楽に深く没頭しています。現在の私のバンド、スティーヴィー シルバー アンド ザ リズム ウルブズは、エルビス プレスリー、カール パーキンス、ジェリー リー ルイスの初期のサン スタジオ録音のほか、ジーン ヴィンセント、エディ コクラン、バディ ホリー、ビル ヘイリー、デュアン エディ、ザ ベンチャーズなど、ロックンロールやロカビリーの偉人たちの曲を演奏しています。


私の世代の多くの人々と同様、私が音楽を好きになったのは、1964 年にエド・サリバン TV ショーでビートルズのパフォーマンスを見た子供の頃でした。ビートルズに夢中になった私は、両親にも言わず、ビートルズのブーツを買うために、一人でボストンに行ったものです。夏の間ずっと皿洗いをしてお金を稼ぎ、初めてのギター、ジョージ・ハリスンと同じリッケンバッカーのサンバースト モデル 360 を購入しました。


私の音楽の視野は、1960 年代後半にボストンのバークレー ストリートにあったナトクラブ、ボストン ティーパーティーでかなり広がりました。そこで私は、ザ フー、マウンテン、ジェスロ タル、テン イヤーズ アフター、エリック クラプトンなど、多くの有名、そしてその後、有名になるバンドやミュージシャンを発見しました。ピート タウンゼントとロジャー ダルトリーの演奏では、 舞台前のクッション席にたった 3 ドルで座ることができ、振り回されたマイクが頭上をかすめたこともありました。本当に...この様な経験に勝るものはありません。


音楽好きの私は、70 年代にボストンのボイルストン通りにあるポールズ モールでマディ ウォーターズを観てブルースと出会いました。これが今日まで続くブルースへの情熱の始まりでした。マディ ウォーターズは「ブルースから子供が生まれ、彼らはそれをロックンロールと呼んだ」という有名な言葉を残しています。10代の頃、トランジスタ ラジオで聴いて育った私は、ルーツ ロックンロールとロカビリーに並々ならぬ情熱を抱いてきました。


80 年代後半、ケンブリッジに、ナイトステージがオープンして以来、毎週末のように素晴らしいアーティストが次々に登場し、私の尽きることのない新しい音楽体験への渇望を満たしてくれました。ジャズではジミー・スミス、ジョン・マクラフリン、ディジー・ギレスピー、ブルースの巨匠ではアルバート・キング、アルバート・コリンズ、ゲイトマウス・ブラウン、ロバート・ジュニア・ロックウッド、そしてもちろんデューク・ロビラード、シュガー・レイ・アンド・ザ・ブルートーンズ、デビッド・マクスウェルといった素晴らしい地元アーティストも出演しました。


ちょうどその頃、ナイトステージでの演奏で、グラミー賞ノミネート経験のあるギタリスト、デューク・ロビラードの後任としてルームフル・オブ・ブルースのギターを担当していたロニー・アールを初めて見ました。これほど情熱と魂を込めて演奏するギタリストは見たことがなく、その場でロニーに会って、なんとかしてあのようなギター演奏の秘密を解き明かそうと決心しました。私の強い意志と運も手伝って、その年、ウォルサムにあるロニーの小さなアパートで毎 週彼のもとに通い、基礎を学ぶことができました。彼のソファでブルースを演奏したり、彼のレコードコレクションを聴いたりして、何時間も過ごしました。時には、上の階に住むハーモニカの名手、ジェリー・ポートノイがハープで加わり、即興でジャムセッションをすることもありました。時間を割いて私を正しい方向に導いてくれたロニーには、心から感謝しています。

ロニー、アルバート・コリンズ、ウェイン・ベネット、デューク・ロビラード、デヴィッド・マックスウェル、シュガー・レイ・ノルシア、アンソン・ファンダーバーグ、サム・マイヤーズ、ジミー・ヴォーン、スティーヴィー・レイ・ヴォーンとの交流を通じて、素晴らしいブルース・アーティストにたくさん出会いました。なんと素晴らしい才能のあるミュージシャンたちなのでしょう。これらの人たちはそれぞれ、私のブルースに対する理解を広げてくれました。中には、アドバイスをくれたり、楽器で新しく学ぶべきことを教えてくれたりした人もいました。ロニー・アールとウェイン・ベネットを自宅に招いたこと、ルポのナイトクラブの楽屋でジミー・ヴォーンと彼に影響を受けた事について話したこと、ロニーの「ヒーリング・フィーリング」のレコーディング・セッション中にヒューバート・サムリンと笑い合ったこと、グレート・ウッズ・パフォーマンス・センター(現在のコムキャスト・センター)の舞台裏の廊下でスティーヴィー・レイ・ヴォーンとジミ・ヘンドリックスの音楽に対する共通の愛について話したことなど、懐かしい思い出があります。彼ら全員の寛大さに感謝したいと思います。

私がまだ 10 歳のときに始まった音楽の旅は、まだ続いています。このような素晴らしいアーティストに出会って、彼らと関わることができた幸運に感謝しています。ブルースだけでなく、あらゆるタイプの音楽への愛の旅を続け、音楽的にも人としても成長し続けたいと思っています。皆さんも、私や他のミュージシャンと一緒に、世界に光をもたらして頂ければと思います。

Love,

Stevie Silver

スティービー・シルバーとシュガー・レイ・ノルシアがスカラーズで共演

デューク・ロビラードとスティーヴィー・シルバー

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